BOOWY「Case of BOOWY」収録「Image Down」

このバンドが無ければギターとの出会いも無かったであろうバンド。
自分はタイムリーな世代では無いが、友人の兄からの影響で聴き始めた。
初めて聴いたのは「B・Blue」と割とベタなシングル曲だった。その時はいわゆるスタジオ盤。
このスタジオ盤だけでは大ハマりしなかった。理由はわからないがそこまでピンと来なかった。
大ハマりしたきっかけになったのがこの「Case of BOOWY」というライブ映像。(当時はVHS)
このライブは当時のBOOWYの曲を約4時間かけてほぼ全曲演奏するというすさまじいライブだったのだ。
このライブビデオに当時ギターキッズだった自分をノックアウト。おそらくギター、ベース、ドラムというシンプルな
構成の楽器隊とボーカルという4人編成の音だけであった事(ダビングや加工なし)がとてもかっこよく感じたの
だと思う。スタジオ盤よりとても「生」な感じが心に響いたのかもしれない。
現在DVDで完全版が出ているこの「Case of BOOWY」だが、当時は全曲収録ではなくVHS4本それぞれを
買わなければならなかった。だいたい20曲くらいだったと記憶しているが、この約20曲は全曲コピーした。
こんなにコピーしたアーティストは最初で最後。今は手元に無いが楽譜はボロボロだし、練習のためにカセット
テープに録音したビデオの音もテープの音がヨレヨレになってしまうくらい毎日弾いていたのを覚えている。
布袋さんがギターを弾きながらコーラスもするのでこれもコピーした。そこまでやるかってくらいやったと思う。
布袋さんのギターサウンドも独特で、他では聴けない音だった。黒地に白のラインのペイントのテレキャスター
から放たれるサウンドは唯一無二。常にコーラスがかかっている音も独特だが、バッキングでの歯切れのいい
クランチサウンド、時にはハーモナイザーで1オクターブ上の音も混ぜてみるという斬新なエフェクトの使い方。
ホールドディレイや極端に短いディレイをフィードバックさせる等ディレイの使い方も斬新。そしてソロでは十分に
歪ませてサスティンを得ていた。布袋さんはLAST GIGSの時のサウンドがベストだと思うが、ステレオで出力
しておりギター1本とは思えない程バンドのサウンドは厚いものであった。
ハムバッカーのギターでディスとーションをかけてズンズンとミュートかけてリズムをきざまなくても分厚い
サウンドは出せるんだというお手本のようなサウンドだと思う。
さすがにエフェクターまでは全部コピーできなかったが、左手の親指で押弦できるようになったのも布袋さんを
コピーした事による恩恵だ。これができないと今現在の自分のコードボイシングが成り立たない程重要な
ポイントだと思っている。
このBOOWYというバンドからはバンドアレンジもかなり勉強できた。特にベースとドラムのかませ方はかなり
参考にしている。そして覚えやすいキメやフレーズもバンドアレンジ力があるバンドだからこそできる技だろう。
シンプルなのにかっこいいバンドアレンジの宝庫である。
表題の「Image Down」はVHS編の1本目の1曲目(正確にはSEのIntroductionがあるから2曲目)だからで
あって、実際には思い出の1曲を選びきれなかったからである。
解散してもう20年以上経つが、今でも若い世代に訴えかける力のある音源だと思うので特に若い男の子で
バンドやっている子達には1度観てもらいたい映像。今は完全版が出ているので是非この全曲をコピーして
もらいたいものである。
バンドメンバー以外の音が一切無い演奏。(正確にはわがままジュリエットのみ同期演奏)
スタジオ盤を再現するために同期演奏やオケを流す事が当たり前の現代において非常に新しく響くのでは
ないだろうか。

Facebook にシェア
[`tweetmeme` not found]